巨人が新型コロナ感染拡大防止策 ヤクルトとのオープン戦2試合を無観客試合に

巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】
巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】

東京ドームは屋内空間、無観客試合とするのが最善であると判断

 巨人は25日、新型コロナウイルス感染拡大の防止策として、2月29日、3月1日に東京ドームで開催予定のヤクルトとのオープン戦2試合を無観客試合とすることを発表した。

 球団は政府の感染症対策本部の専門家会議で「これから1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」との見解を表明したことの発表を受け、すぐに対応策をとった。球団発表では「東京ドームは屋内空間である一方、高い換気能力と広大な空間によって屋外と同様の環境を確保できています。しかし、プロ野球は、来場者の皆様の多くが、密集の中で歓声を上げ、体を動かしながら観戦していただくスポーツです。ドーム球場であることが直接の理由ではありませんが、社会全体で感染拡大のリスクを小さくすることが求められている状況においては、無観客試合とするのが最善であると判断しました」とファンに向け、コメントした。

 また、無観客試合となる2連戦について、「多くのファンの皆様に楽しんでいただくため、無観客とする一方で、テレビ中継や動画配信等で、試合を観戦していただけるよう最大限の努力を尽くしてまいります」ともコメント。3月12日に予定していた「2020読売巨人軍激励会」は中止に。入場券の払い戻し等の手続きについては2月26日以降、改めて発表するとしている。

 チームはこの日、那覇で行われていた1軍キャンプを打ち上げ、帰京した。

(Full-Count編集部)

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