田中将大、3回0封5Kと快投 辛口NYメディアから絶賛の嵐「タナカは完璧」「準備万端」

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

地元紙は今季の投球の“カギ”を握るカットボールの出来を称賛

■ヤンキース 9-1 Rソックス(オープン戦・日本時間4日・タンパ)

 ヤンキースの田中将大投手が3日(日本時間4日)、本拠地で行われたレッドソックスとのオープン戦に先発し“今季初白星”を挙げた。3回無安打無失点5奪三振、許した走者は失策のみと圧巻だった。この投球には辛口で知られる地元ニューヨークのメディアもただただ賛辞を送るばかりだ。

 オープン戦2試合目の登板となったこの日、昨季対戦防御率24.75の“天敵”相手に先発した田中は先頭打者を見逃し三振に斬ると、その後も遊飛、見逃し三振と絶好の立ち上がり。続く2回も三ゴロ、空三振、空三振と3者凡退。3回は2死から味方の失策で走者を許すも、危なげなく後続を断った。

 この文句のつけようのない内容にNYメディアはこぞって日本人右腕を称賛している。地元紙「ニューヨーク・デイリーニュース」は「マサヒロ・タナカは火曜日にレッドソックス打線を抑え、シーズンに向けて準備万端のように見えた」と絶賛。今季、右腕の投球の“カギ”を握るともされるカットボールについて「左右の打者にとても効果的に使っていた」と順調な様子を紹介した。

 地元テレビ局「SNY」は「マサヒロ・タナカの無失点登板など、ヤンキースが火曜日にレッドソックスに9-1で勝利した試合から学んだこと」との見出しで田中の投球を紹介。「マサヒロ・タナカは3イニング投げ、無安打無四球とし、完璧であった」と順調な調整ぶりに満点の評価を与えている。さらに、地元メディア「NJ.com」も「ヤンキースのマサヒロ・タナカが春2度目の登板後に明るい理由」とのタイトルで「火曜日の春2度目の登板は素晴らしかった」と前回登板から“進化”した右腕の快投を詳報した。

 今キャンプでは臨時コーチを務めるアンディ・ペティット氏にカットボールを伝授してもらうなど投球の幅にさらなる広がりを持たせている田中。開幕へ向け順調にギアを上げている。

(Full-Count編集部)

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