ホークス東浜が開幕投手に決定 工藤監督明言「今年に懸ける思いが伝わってきた」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

東浜は初の開幕投手、3月20日のロッテ戦で大役を務める

 ソフトバンクの工藤公康監督は6日、PayPayドームでお請われた投手練習中に東浜巨投手を開幕投手に指名したことを明かし、その思いを語った。ソフトバンクは3月20日にPayPayドームでロッテと対戦する。

 それは異例ともいえる投手練習中の囲み会見だった。「昨日(5日)、東浜君に伝えました」と正式に開幕投手を明言した。指揮官は理由をこう明かす。

「キャンプでの取り組みだったり、今年に懸ける思いが伝わってきたのでね。試合(オープン戦)での投球も気持ちが入っていたし、前回の試合では打たれましたが、それは試したいこともありましたから。そういう中で開幕までに作ってという思いも伝わってきました。去年の悔しい思いもあると思いますから、しっかり1年間頑張ってほしいと伝えました」

 エースの千賀滉大投手が右前腕部の張りで出遅れたこともあって、例年なら2月のキャンプ中に行っていた開幕投手の指名は3月初旬までずれ込んだ。指名した東浜に対しての思いを、工藤監督は次のように語っている。

「あれもこれもというより、去年の悔しい思いをシーズンにぶつけてほしい。サファテや森が中継ぎを引っ張ってくれていますが、(東浜)巨が先発を引っ張ってくれたらと思います。まずは去年の悔しさをぶつけて、いい時も悪い時もあるでしょうが、みんなに『さすがだな』と思わせる投球で1年間やってほしいと思っています」

 開幕投手の大役は東浜にとっても初。2週間後の開幕に向けて、残り2試合のオープン戦登板で最後の調整を行っていく。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY