ホークス東浜、「まさか」の初開幕投手 「任せてもらえることを意気に感じて…」

ソフトバンク・東浜巨【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・東浜巨【写真:藤浦一都】

「イレギュラーな形で…」とエース千賀への気遣いも見せた

 初の開幕投手を務めることが決まったソフトバンクの東浜巨投手が6日、PayPayドームでの投手練習に参加。前日5日に工藤公康監督から開幕投手に指名された右腕は練習後、初の大役を任された気持ちを語った。

「まさかという気持ちですけど……。キャンプに入ってローテ―ションに入るためにアピールしてきましたが、こういうことになるとは思っていなかったです」。東浜は率直な気持ちを報道陣に打ち明けた。

「しっかり投げるということしか言えないですね。想像していなかったので…。でもそこを任せてもらえることを意気に感じてやりたいです」

 開幕投手については「先発していれば誰もが目指すところ」としたうえで「イレギュラーな形ですけどしっかりやりたい。143分の1と考えればそこまでですが、最初の1試合なので大事なマウンドになる」と東浜。“イレギュラー”という言葉に、右前腕部の張りで調整しているエース千賀滉大投手への気遣いも感じられた。

 開幕投手に指名されて迎える7日のDeNA戦登板に向け「前回の反省を生かさないといけない。曲がり球に重きを置いて練習してきたので、そういうところを含めての投球になります。ボールに意図を持って投げたいです」と力を込めた。前回登板の2月29日の阪神戦では4回を投げて4本塁打を浴びて4失点した。

 さらに「より本番に近い投球になるので、残りの2試合を内容のある、次に繋がる登板にできたらいいと思います」と続けた。入団8年目で務める初の大役。本拠地で行われる3月20日のロッテとの開幕戦に向け、残り2試合の登板で万全の状態に仕上げるつもりだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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