MLBも新型コロナで予防措置 高リスク地域訪問者は14日間の施設訪問自粛要請

MLBも新型コロナウイルスへの対策を強化し始めている【写真:Getty Images】
MLBも新型コロナウイルスへの対策を強化し始めている【写真:Getty Images】

CDCが定める高リスク地域には中国、イラン、イタリア、韓国

 アメリカではカリフォルニア州に続き、ニューヨーク州でも非常事態宣言が出されるなど、新型コロナウイルスの感染が拡大しているが、MLB機構でも「高リスク地域を訪問した人物はいかなる人でも14日間のメジャー関連施設を訪問することを自粛するよう要請」を出しているという。7日(日本時間8日)、米紙「シカゴ・トリビューン」が伝えている。

 日本ではオープン戦が無観客試合で行われる中、メジャーでは選手に対してファンから渡されたボールやグッズへのサインを自粛するように要請。新型コロナウイルスへの対策を強化し始めている。記事によれば、MLB機構の広報担当者は「我々は現在、多くの予防措置を講じている。例えば、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が高リスクと定めた場所に訪問した人物は、メディア関係者も含め、いかなる人でも少なくとも14日間はメジャー関連施設への訪問を自粛するように要請している」と話したという。CDCが定める「高リスク地域」とは、中国、イラン、イタリア、韓国などが含まれる。

 現在は、通常どおりメディア関係者がクラブハウスの中に入って取材をする形式が許可されたまま。「現時点でメディア取材方針に変更はない」としているが、「他のプロスポーツリーグとも連携を取りながら、内部でさらなる基準を設けるべきか検討中」ということだ。

 日本だけではなく、世界各地でスポーツイベントにも影響を及ぼしている新型コロナウイルス。MLB機構が今度、どのような対策を進めていくのか注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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