アストロズへの故意死球は「大騒ぎに」 エ軍指揮官が選手たちを抑制へ「前進しよう」

エンゼルスのジョー・マドン監督【写真:Getty Images】
エンゼルスのジョー・マドン監督【写真:Getty Images】

同地区のエンゼルスは17年にアストロズと19試合戦った

 エンゼルスのジョー・マドン監督が7日(日本時間8日)、選手たちにサイン盗みを行ったアストロズに対して報復死球を投げないよう話をするつもりであると明かした。

 何人かの選手たちは報復死球をする意思を見せたことも報道されてきたが、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏も「アストロズの不正への報復死球は許されない」とコメントするなどアストロズ選手の身を守ることを課題としている。

 マドン監督は「私は、選手たちに(アストロズに対して)何もしないようにと話をするつもりだ。試合をすることが大事だ。このことはもう十分、話されてきた。野球をしよう。以前のようにきちんとした形で。争うのはやめて、前進しよう」と自軍の選手たちには報復死球を行わぬように話すとした。

「MLBとコミッショナーのオフィスは、野球をより良いものにするために働いている。より公平にプレーできるようになれば、我々みんなが、もっと良くなる。もし我々の投手が、アストロズの誰かに死球を当てたら、それが故意でなくとも大騒ぎになる」

 このように続けた上で今季からエンゼルスの指揮を執ることとなった名将は「私はこの地区に去年いなかった。これまで、いろんなことがあったのかもしれない。しかし、初めから我々が(報復しないという)そういう姿勢をみせることで、(他にも)インパクトを与えることができる」と、サイン盗みが行われた17年には19戦と同地区で数多く対戦したエンゼルスが自制する態度を示すことが重要とした。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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