可能性高まる開幕延期 現場の困惑避けられず、鷹・松田宣「いつになるか早く決めて…」

ソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】

日本プロ野球選手会理事長の松田宣「延期になるならなるでしょうがない」

 日本野球機構(NPB)は9日、新型コロナウイルス対策連絡会議の第2回会議を東京都内で開いた。その後、会見が開かれ、専門家チームは3月20日予定だったペナントレースの開幕延期期が「望ましい」と提言。NPBの斉藤惇コミッショナーも「現時点で開幕延長はやむを得ないと思っている。12球団にお伝えしたい」と述べ、開幕が延期される可能性が極めて高くなった。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ここまでオープン戦を無観客で開催してきたプロ野球。ただ、新型コロナウイルスの収束が見通せず、ここにきて開幕の延期が濃厚な状況となってきた。果たして、シーズンはいつ開幕するのか。無観客という特異な状況で調整を続ける選手たちにとっても、困惑が広がっておかしくない。

 この日本拠地PayPayドームで全体練習を行ったソフトバンクの松田宣浩内野手は「延期になるならなるでしょうがない。ただ、いつになるのかは早く決めてほしい。もう2月のキャンプ中ではないし、選手は1日1日が大事になってくる」とコメント。日本プロ野球選手会理事長を務める松田宣は選手の気持ちを代弁していた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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