元中日ロドリゲス「日本で『投げる人』から『投手』に」 レ軍ブルペンのキーマンに浮上

今季からレンジャーズに加入した前中日のジョエリー・ロドリゲス【写真:荒川祐史】
今季からレンジャーズに加入した前中日のジョエリー・ロドリゲス【写真:荒川祐史】

救援左腕不足が課題、状況改善のために「ロドリゲスと契約」

 昨季、中日で最優秀中継ぎ投手となったジョエリー・ロドリゲス投手。オフにレンジャーズと2年総額550万ドル(約6億円)で契約し、現在、開幕ロースター入りを目指してスプリングトレーニングを行っている。

 左のリリーバーとして期待されているロドリゲス。レンジャーズ公式サイトでは、今季のレンジャーズブルペンの鍵を握る1人として、ロドリゲスの名前を挙げている。

 球団公式サイトで「2020年レンジャーズのブルペンの5つのカギ」として掲載された記事。「レンジャーズは先発ローテーションを固めたが、まだブルペンの決断をしなければならない。はっきりとしていることは、レンジャーズは昨季よりも良いブルペンが必要だということである」とし、鍵を握る5つのポイントを検証している。

 その1つとして挙げられたのが「左腕たちが向上しなければならない」というポイント。昨季、救援左腕が不足していたチーム状況を指摘し「レンジャーズはこの状況を改善するために日本でプレーしたジョエリー・ロドリゲスと2年契約をした」とした。

 2018年途中に中日に加入したロドリゲス。7月末からわずか2か月ほどで26試合に投げて0勝3敗1セーブ、9ホールドをマークし、当時のNPB左腕史上最速となる159キロを記録した。昨季は64試合で41ホールドで最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。日本球界を代表するリリーバーとなった。

 記事ではロドリゲスのキャリアを振り返り「ロドリゲスはアメリカでの10年のキャリアで行き詰っていたが、日本に行き、圧倒的な救援投手になった。ロドリゲスは『投げる人』から『投手』になることを日本で学んだと語った。今度はメジャーリーグでそれを示さなければならない」と指摘。クリス・ウッドワード監督の「通用すると思うよ。彼が全ての問題を解決したか、我々はかなり調査したんだ」との期待のコメントも紹介していた。

(Full-Count編集部)

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