史上初の選抜中止に鷹・王貞治会長も落胆「しょうがないけどね…」
1957年の選抜優勝投手の王会長は球児の心情を慮る「この先いいことある」
日本高野連は11日、19日から阪神甲子園球場で予定されていた第92回選抜高校野球を中止することを決めた。新型コロナウイルスの感染が拡大しているため。
センバツの中止決定を受けて、自身も1957年のセンバツで早実のエースとして優勝投手となったソフトバンクの王貞治球団会長もこの日の巨人とのオープン戦前にコメント。自ら「センバツ、中止になっちゃったね」と切り出すと「しょうがないけどね、明るい材料が出てこないからね」と表情を曇らせた。
プロ野球のペナントレース開幕も延期が決まっており「こっち(プロ野球)は(開幕を)伸ばせるけど、高校野球は伸ばせないからね。前向きにいこうよ」と語った。出場予定だった高校球児に対しては「そういう人たちには、この先いいことがあるよ」と慮っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)