鷹の育成・尾形、支配下昇格どころか1軍も 4戦連続零封で工藤監督絶賛「可能性ある」

ソフトバンク・尾形崇斗【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・尾形崇斗【写真:福谷佑介】

2番手で6回から登板し、坂本ら巨人打線を3者凡退に封じる

■ソフトバンク 6-3 巨人(オープン戦・11日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは11日、本拠地PayPayドームで巨人とオープン戦を戦い、6-3で逆転勝ちした。育成選手の尾形崇斗投手は6回に2番手で登板し、1イニングを無失点。OP戦4試合連続無失点となり、工藤公康監督も「みんなと争う1人」と絶賛した。

 6回にマウンドに上がった背番号「120」。先頭のウレーニャを捕邪飛、続く吉川尚を中飛に打ち取ると、昨季のセ・リーグMVPの坂本は遊ゴロに打ち取った。簡単に3者凡退に打ち取り、これで2月23日のオリックス戦からオープン戦4試合連続、計7イニング無失点とした。

 快投を続ける育成右腕に工藤監督も惜しみない賛辞を送る。この日の試合後、まずは「良いですよ」としみじみ。まだ支配下昇格も正式に決まっていないものの、「しっかり続けていくことで彼にとっても自信になる。良くここまでキャンプから投げ続けて結果を出している。このまま行って欲しいですし、1軍の切符の可能性もある」と、開幕1軍入りの可能性も口にした。

「結果を見ても、十分にみんなと(1軍の枠を)争う1人だと思います」と1軍の戦力として構想に入れていることを明かした工藤監督。これはもう支配下待ったなし。3年目の育成右腕に吉報が届く時は近そうだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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