ダルビッシュ、疲れの中で最速158キロ4回途中4K 「自分にランニングは合わない…」

カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

ダルはこの3週間ハードトレを敢行「慣れないランニングもやってきた」

■カブス 3-2 パドレス(オープン戦・日本時間12日・メサ)

 カブスのダルビッシュ有投手が11日(日本時間12日)、アリゾナ州メサで行われたパドレスとのオープン戦に先発。3回0/3、70球を投げて4安打4奪三振3四球1失点だった。右腕は登板後、ここ3週間慣れないランニングなどを行っていたことを明かし、「自分には合わない」などと話し、報道陣を笑わせた。

 ダルビッシュはこの日、最速98マイル(約158キロ)をマークした直球を軸に力の投球。2回に3つの四球を与えるも無失点でしのぎ、打たれた4安打中3本は内野安打。5日(同6日)のオープン戦登板を体調不良で見送り、翌6日(同7日)のシート打撃を経ての登板となり「前回(シート打撃)はアドレナリンが出ていないので体のコントロールが難しかった」と振り返った。

 開幕を前にこの3週間はハードな練習に取り組んできた。「慣れないランニングもやってきた。今回思ったのは自分に(ランニングは)合わないということ。ここからシーズン通りの調整をして疲れを抜いていきたい」と報道陣を笑わせながら語った。

 アメリカでも感染拡大が進む新型コロナウイルス。マリナーズが開幕カードの本拠地開催を断念するなど影響が広がっている。「開幕が延期になるか分からないが、何より元気でいてほしい」と語り、中止になった選抜高校野球大会に目を向けた。

 自身も東北高の主戦投手として2年、3年と2年連続で選抜に出場。3年春にはノーヒットノーランも達成している。「こういう形になって、無観客でもできたらいいんだろうけど、健康面もある。仕方ない部分もある。でも、自分も出場した立場として、大観衆でできるのはすごく大きなこと。いつか今回の出場校で甲子園でやってほしいと思います」と持論を述べた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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