ヤクルト石川、5回6安打1失点 史上5人目40代開幕投手へ好投

西武とのオープン戦に先発したヤクルト・石川雅規【写真:宮脇広久】
西武とのオープン戦に先発したヤクルト・石川雅規【写真:宮脇広久】

ピンチ招くも身上の粘りを発揮した

■西武 – ヤクルト(オープン戦・13日・メットライフ)

 プロ野球史上22年ぶり5人目の“40代開幕投手”に指名されているヤクルト・石川雅規投手が13日、西武とのオープン戦(メットライフ)に先発し5回78球、6安打1失点と好投し降板した。

 1980年1月22日生まれ、40歳の石川は球団史上最年長、プロ野球で1998年の広島・大野豊以来22年ぶり5人目(6度目)となる40代での開幕投手を務めることが決まっている。就任1年目の高津臣吾監督は、新型コロナウイルスの感染拡大で延期が決まっている開幕がいつになっても、石川に託す方針を明言。東日本大震災の影響を受けて開幕が延期された2011年に続き、ただ一人、2度とも開幕投手を務める予定だ。

 1回は2死一、三塁のピンチを背負ったが、外崎を二ゴロに打ち取って無失点。2回も先頭の中村を四球で歩かせたものの、スパンジェンバーグを中飛、メヒアを三ゴロ併殺に仕留め、身上の粘り強さを見せた。

 しかし3回、先頭の木村に中越え二塁打され、2死三塁となってから森に内角ツーシームを左前に運ばれ先制点を許した。5回にも、2死三塁で森を迎えたが、今度は左直でしのいだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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