インパクト大の“金髪”が代名詞 個性派キャラで“おっとり系”女子【鷹ハニーズ名鑑】

ハニーズの「HANA」さん【写真:福谷佑介】
ハニーズの「HANA」さん【写真:福谷佑介】

千葉県出身の「HANA」さんは「ぶっ飛んでる」個性派キャラ

 スタジアムを彩る「華」となる各球団のチアリーダーたち。華麗なダンスやパフォーマンスとその美貌でファンを魅了し、各球団とファンを繋ぐ架け橋として活動している。4年連続日本一を目指すソフトバンクにとってはオフィシャルダンス&パフォーマンスチーム「ハニーズ」がそれにあたる。

 その「ハニーズ」の2020年度メンバーは新規メンバー7人、昨季からの継続メンバー12人の計19人。オープン戦が無観客開催となり、開幕も延期が決まった今も、来たるべきシーズンに向けて日々練習に励んでいる。昨季以上に美女揃いとなった今季のメンバーたち。彼女たち1人1人の魅力を紹介していく。

 第10回は3年目の「HANA」さん、だ。

○HANA(3年目、千葉県出身)

 2018年にハニーズのメンバーとなり、今季が3年目。グラウンド上でもパッと見ただけでどこにいるかが分かる“金髪”が特徴のパフォーマーだ。

 十人十色のキャラクターを持つメンバーが集う「ハニーズ」の面々。その中でも彼女は「ぶっ飛んでるって言われます。人と好みが若干ズレてますし、我が道を行く感じです」と自認する。そんな少々変わったキャラクターが受け、ファンからの人気は高いという。

 3年目を迎え、日々、プレッシャーとも戦っている。キャリアが長くなれば、その分、後輩たちが増え、下の世代からの突き上げもある。ダンスのスキルの高い後輩を見れば「やっぱり焦りますね。ヤバいな、と思います。いつ追い抜かされるか分からないプレッシャーと常に戦っています」という。

 ただ、立場は先輩。特に1年目の後輩たちには色々と教えなければいけないこともある。「新メンバーが入ってきて教えたり助けてあげたりしないといけない。でも、まだ自分にスキルが足りなければ、自分にもっと時間を使いたい。そういうジレンマがあります」。葛藤と戦いながら、日々を過ごしている。

 ハニーズの稼働はプロ野球のシーズンとリンクする。11月下旬のファンフェスティバルが終われば、基本的にはオフになる。この間に翌年度のオーディションも行われるが、継続を目指す場合はオフ期間の“自主トレ”は欠かせない。「HANA」さんは今オフ「体のラインが綺麗に見えるようにボディメイクに取り組みました」と、パーソナルトレーナーのもとで体作りに励んできたという。

 パッと見は“金髪”でパンチは効いているが、その中身は親しみやすい彼女。ハニーズOGで現在、球団でハニーズを担当するエンターテインメント推進課の関まどかさんは「金髪でインパクトは強いんですが、キャラはおっとり系。愛嬌があって、人当たりも柔らかいので親しみやすいです」と彼女の魅力を語る。

「自分の強みであるキャラクターとか、親しみやすい雰囲気を出せるようにしていきたいですね。あとは、私にしかできない表現があると思うので、そこをもっと磨いていきたいです」という「HANA」さん。若手の突き上げに負けじと、2020年も”金髪”を武器にファンを楽しませてくれる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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