OP戦個人タイトルはどうなった? G中島らがHR王、虎大山は首位打者、鯉ドラ1森下は…

巨人・中島宏之(左)と阪神・大山悠輔【写真:荒川祐史、津高良和】
巨人・中島宏之(左)と阪神・大山悠輔【写真:荒川祐史、津高良和】

ロッテにFA加入した福田秀は打率2位、最高出塁率とポテンシャルの高さを発揮

 プロ野球は15日、オープン戦の全日程を終えた。新型コロナウイルス感染拡大の影響でその大半を無観客で行われたオープン戦は育成も含めた若手選手や、新助っ人たちの力量を測る場としての役割を果たす一方で、主力選手たちも開幕へ向けた調整を続けた。4月中の開幕を目指す選手が出場したオープン戦の各個人タイトルを紹介する。

 まずは打撃部門だ。昨季阪神の4番を任された大山悠輔内野手が37打数14安打の打率.378で首位打者に輝いた。今季はボーア、サンズなど大砲候補たちが加入したが、4番の座を誰が務めるのかにも注目が集まる。次いでソフトバンクからFAでロッテに加入した福田秀平外野手が24打数9安打の打率.375で2位。早くもポテンシャルの高さを示した。3位には2年連続本塁打王の西武・山川穂高内野手が打率.367(30打数11安打)でつけた。

 本塁打部門は今季が楽しみな結果となった。1位に4本塁打で2選手が名を連ねた。まずは巨人の中島宏之内野手だ。今季プロ20年目を迎える37歳の大ベテランは移籍1年目の昨季、43試合出場で打率.148、1本塁打、5打点と不振に陥ったが、オープン戦では絶好調。打率.351と開幕スタメンへ猛アピールを続けた。もう1人はDeNA新助っ人のタイラー・オースティン内野手。“デビュー戦”となる2月16日のオープン戦初戦でいきなり2打席連続本塁打を放つなど存在感を見せた。レイズへ移籍した筒香の穴を埋める活躍に期待が集まる。3位には3本で9選手が並んだ。

 最多打点は11打点を挙げたDeNAの新キャプテン佐野恵太内野手。こちらも筒香の“後継者”として今季の飛躍が期待されている。2位には10打点の巨人・岡本和真内野手とソフトバンクに新加入したウラディミール・バレンティン外野手が名を連ねた。

 その他、盗塁部門では6盗塁で楽天の辰己涼介外野手、出塁率は.464で打率2位につけたロッテ・福田秀がそれぞれトップに輝いた。

防御率にはロッテの21歳・種市、セーブ数ではDeNA3年目の斎藤がそれぞれ1位に輝いた

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