幻の開幕戦はヤクルトが快勝、エスコバー&村上が今季“初打点” 虎は福留が3安打とアピール

阪神との練習試合に「4番・一塁」で出場したヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】
阪神との練習試合に「4番・一塁」で出場したヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】

阪神先発西勇輝は3回5安打3失点、燕のD4大西は2回3K無失点の好投

 ヤクルトは20日、神宮球場で阪神と練習試合を行い、7-2で勝った。新助っ人のエスコバーが2打数2安打1打点、村上が適時三塁打を放つなど2桁安打で効果的に得点した。当初開幕カードだった両チームの練習試合は21、22日も実施される。

 ヤクルトは2回、阪神の先発西勇輝を攻めた。先頭の塩見が右中間三塁打。一死後、エスコバーが左翼線適時二塁打を放って先制。中村が四球を選んだ後、上田が左中間に2点二塁打を放ってこの回3点を挙げた。5回には2死一塁の場面で村上がエドワーズから右中間適時三塁打を放って1点を加えた。さらに7回、途中出場の西田が阪神のD6位・小川からソロ本塁打を左中間に運んだ。特別ルールで行われた9回裏にも2点を加え効果的に得点した。

 投げては先発の清水が2回1安打3奪三振無失点の好投。2番手のドラフト3位ルーキー杉山が2回2安打1失点、3番手のドラフト4位ルーキー大西が2回無安打2奪三振無失点、9回は6番手の長谷川宙輝が3者凡退にまとめた。

 阪神は4回、マルテの四球、ボーアの右前打で無死一、三塁とし、続くサンズの三ゴロ併殺打の間に1点を挙げた。7回には上本の右犠飛で2点目を挙げたが及ばなかった。「6番・左翼」で出場した福留は3打数3安打の活躍。先発の西勇輝は3回を5安打3失点だった。

(片倉尚文 / Naofumi Katakura)

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