ヤクルトの若き4番・村上が打点王の大本命!? 「こだわって責任を果たしたい」

5回にタイムリー三塁打を放ったヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】
5回にタイムリー三塁打を放ったヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】

村上は阪神戦で“今季初打点”となる適時三塁打など2安打を放った

 ヤクルトは20日、神宮球場で行われた阪神との練習試合に7-2で勝った(9回裏まで実施)。下半身のコンディション不良で出遅れていた村上宗隆内野手は「4番・三塁」で先発し、途中で一塁に回って初のフル出場。5回に“今季初打点”となる右中間適時三塁打を放つなど2安打をマークした。昨季36本塁打、96打点をマークした20歳は「打点にこだわる」と語った。

 圧巻の一打だった。2点リードの5回2死一塁、村上は阪神の新助っ人エドワーズの初球147キロを激振。打球は弾丸ライナーで右中間に達し、一塁走者の宮本を迎え入れた。これだけでは終わらない。7回の第4打席では阪神のドラ6ルーキー小川の変化球を右前にはじき返した。この日は5打数2安打1打点。4番の重責を果たしたかにみえるが、村上は謙虚に振り返った。

「打点にこだわっていきたい、4番ならよりチャンスに回ってくる。その責任を果たしたい。今日もチャンスを潰している……」

 在籍9年で288本塁打を放ったバレンティンが退団し、ソフトバンクへ。新助っ人野手のエスコバーは中距離打者で、この日のクリーンアップは青木、村上、塩見だった。村上の長打力が燕打線の“命綱”であることを痛いほど理解している。

 そんな村上に、高津監督は全幅の信頼を寄せる。「投手との感覚にまだズレがあるが、しっかり振れるのは彼の強み。相手投手もプレッシャーを感じるはず。少しずつ(全開に)近づいている」

 この日は3月10日に1軍合流後初のフル出場。「フルで出られるのは幸せなこと。これからもやっていきたいです」。オープン戦12打数1安打の不調から一気に上昇の兆し。村上の打棒が今季の燕の命運を握りそうだ。

(片倉尚文 / Naofumi Katakura)

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