イチロー氏は「マイケル・ジャクソンのようだった」 元同僚たちが振り返るレジェンドの記憶

2001年にマリナーズに加入したイチロー氏【写真:Getty Images】
2001年にマリナーズに加入したイチロー氏【写真:Getty Images】

米記者は偉大な功績称え「どうやって昨年までプレーを続けていたか未だに理解できない」

 日米通算4367安打を放ち、昨年引退したイチロー氏。3月21日はちょうどラストゲームから1年の記念日だったが、日本だけでなくアメリカでも、その偉大な人の記憶が振り返られた。元マリナーズでイチロー氏の同僚だったマイク・キャメロン氏も自身のツイッターを更新している。

 キャメロン氏はイチロー氏について「MLBでプレーした中で最高の1人であり、最も規律正しい選手の1人。生涯の友人、チームメート」とツイートすると、ファンからはイチロー氏との思い出を尋ねられた。

 キャメロン氏は2000年から4季マリナーズでプレー。イチロー氏は2001年に日本人野手初のメジャーリーガーとして加入すると、同年に新人賞を受賞した。キャメロン氏は当時について、「イチローが最初にこっちにやって来た時、僕はそれほど彼のことを知らなかった。スプリングトレーニングに現れた時、毎日マイケル・ジャクソンがコンサートの準備をしているかのようだったよ。だけど、野球をプレーすることに、彼はとても謙虚だった。彼とはロッカーメートだったから、毎日たくさん話したよ」と回顧している。

 また選手だけでなく記者もイチロー氏について振り返っている。米メディア「スポーツ・イラストレイテッド」などに寄稿しているジョン・ヒッキー氏は「この日本出身の男は2001年に現れ、MLBを良い方向に変えた。彼がどうやって昨年までプレーを続けていたかは未だに理解できない」と45歳までグラウンドに立ち続けたその偉業を称える。

 2004年には262安打を放ってメジャーのシーズン最多安打記録を更新し、2009年にはメジャー通算2000本安打を達成。また2007年のオールスターゲームでは球宴史上初のランニングホームランを達成するなど、記録にも記憶にも残るプレーを生んできた。引退から1年経った今も、イチロー氏の数々の思い出は色褪せないようだ。

(Full-Count編集部)

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