路上でキャッチボール、自宅周辺でランニング… エ軍開幕投手が語った現在の生活

エンゼルスのアンドリュー・ヒーニー【写真:Getty Images】
エンゼルスのアンドリュー・ヒーニー【写真:Getty Images】

162試合実施に向けて準備「準備し過ぎの方が準備不足よりもいい」

 エンゼルスの開幕投手に決まっていたアンドリュー・ヒーニー投手が31日(日本時間1日)、電話会見を行い、新型コロナウイルスの影響で自宅待機となっている現状の生活について語った。MLBは新型コロナウイルスの影響で開幕が延期。スプリングトレーニングも中断となっている。

 ヒーニーはキャンプ地を離れ、オクラホマシティにある自宅へと戻っている。チームメートとなったギャレット・ウィリアムズ投手と共に生活しているようで「僕たちは家の前の車のほとんど通らない道路でキャッチボールをしている。来週くらいにはブルペン捕手や場所を探し始めるかもしれない」と、路上でのキャッチボールなどで練習を重ねていると明かした。

 まず、睡眠時間を長く取り、朝起きたら朝食を摂ると、ランニングへ。そこからウエートトレーニングを行い、路上でのキャッチボール、そして体のケアに時間を割く。このように1日を過ごし、まだ見えないシーズン開幕に向けて、調整を続けている。

 開幕がいつになるか定まらない状況で調整にも難しさはあるはず。それでもヒーニーは「精神的にも身体的にも備えている。162試合プレーする準備をしておかなければならない。それが皆の目標だと思う。(162試合は)難しいかもしれないけど、それが目標。その心構えがなければ、油断してしまうかもしれない。準備し過ぎの方が準備不足よりもいい」と語っている。

 開幕のさらなる延期や試合数の減少などの可能性も出ている2020年のシーズン。無観客での公式戦開催の可能性もある。「もちろん誰も無観客でプレーしたくない。ファンの皆さんにいてほしい。ファンが試合を作るんだ。誰もそれを望んでいないと思う」と、ヒーニーも無観客開催には否定的だ。

 その一方で「だけど、この厳しい状況の中、好きなチームの試合を観られることは助けになると思う。球界では伝統にとらわれずに、違う観点で考えようとする動きがあるように思う。とてもゆっくりな動きだけど、そうなってきている。興味深い考えが出される時だと思う」とも語り、難しい状況であることへの理解も示していた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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