ストライキで開幕延期、1995年に野茂英雄氏が残した功績 MLB公式「球界に旋風」

ルーキーイヤーの1995年にトルネード旋風を巻き起こした野茂英雄氏
新型コロナの感染拡大を受け開幕延期となったメジャーリーグ。過去にも開幕が遅れたケースも存在し1994年に始まったストライキにより1995年は144試合に短縮されている。そんな中、ファン離れが懸念された同年に輝きを放ったのが野茂英雄氏だった。
MLB公式サイトはメジャーリーグの転換期ともいえる1995年にスポットを当て特集。1994年8月にストライキが始まり、同年はワールドシリーズが中止に、そして1995年のシーズンは観客動員数が前年から減少したことに言及している。
この年、村上雅則氏以来、日本人として約30年ぶりにメジャーリーグに挑戦したのが野茂氏。ルーキーイヤーに28試合に登板し13勝6敗、236奪三振、防御率2.54を記録した右腕に記事では「ヒデオ・ノモは球界に旋風を巻き起こした。彼はずいぶん長いことメジャーリーグのマウンドに立っているかのようなパフォーマンスを見せた」と、改め当時の成績を振り返り称賛した。
トルネード旋風を巻き起こしアジア人初の新人王、最多奪三振のタイトルを獲得。サイ・ヤング賞の投票でも4位に入るほどだった。同記事の著書ウィル・リーチ記者は1995年のベストナインを公開しており、先発部門では「ヒデオ・ノモ」が堂々と名を連ねている。
(Full-Count編集部)
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