新型コロナ余波でリーグ再編? フロリダ&アリゾナで無観客公式戦を検討

エンゼルス・大谷翔平とレッズ・秋山翔吾(左から)【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平とレッズ・秋山翔吾(左から)【写真:Getty Images】

アリゾナ西地区で大谷VS秋山?11月下旬にアリゾナ王者とフロリダ王者のワールドシリーズ

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が大幅に延期となっている大リーグ機構(MLB)が、キャンプ地のフロリダ州、アリゾナ州に全30球団を集めてレギュラーシーズンを行うことを検討している。米全国紙「USAトゥデイ」が10日(日本時間11日)に伝えた。

 20年シーズンに限りア・リーグ、ナ・リーグを排除してリーグ再編。両州でキャンプを張る各15球団を3地区に分けて覇権を争う抜本的な計画だ。レギュラーシーズン中は無観客で行い、全試合で指名打者制を採用する可能性が高いという。

 球場はレイズ、マーリンズ、ダイヤモンドバックスの本拠地を含む26球場を使用。アリゾナ州の各球場は車移動が可能な距離で感染リスクを大幅に減らすことができる。11月下旬にはアリゾナ州のカクタス・リーグ王者とフロリダ州のグレープフルーツ・リーグ王者のワールドシリーズをドーム球場で行う計画だ。

 新リーグ構想では田中が所属するヤンキースは山口のブルージェイズなどと同じフロリダ北地区。前田のツインズ、筒香のレイズはフロリダ南地区。ダルビッシュが所属するカブスはジャイアンツなどと同じアリゾナ北東地区で、大谷が所属するエンゼルス、秋山のレッズはドジャースなどと同じアリゾナ西地区となる。菊池、平野のマリナーズはブルワーズなどと同じアリゾナ北西地区。

 このプランでは3週間のオープン戦を含むトレーニングを経て、シーズン開幕となる。関係者は同紙の取材に対して「まだ何も決定していない」とくぎを刺しているが、このMLB大改革が実施されることはあるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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