【球界名場面】“計測不能”の遅さ… “魔球”超スローボールに球場どよめき、鷹・松田宣はボー然

当時日本ハムに在籍していた多田野数人投手【写真:パーソル パ・リーグTV】
当時日本ハムに在籍していた多田野数人投手【写真:パーソル パ・リーグTV】

2012年に当時日本ハムに在籍していた多田野の超スローボールに脚光

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けプロ野球の開幕は再延期が決まった。緊急事態宣言も出た今、「#Stay Home」プロジェクトも広がっている。選手、ファンにとってはもどかしい時間が流れているが、こんな時こそ過去の名場面を振り返ってみるのはいかがでしょうか?

 2012年5月1日、札幌ドームで行われた日本ハム対ソフトバンク戦。この試合で球場をどよめかせたのは、当時日本ハムに在籍していた多田野数人投手だった。

 この試合で先発マウンドに上がっていた多田野。“魔球”を投じたのは、2-2の同点で迎えた6回2死で打席に松田宣を迎えたところだった。1ストライクとしてからの2球目。バッテリーが選んだ球種は多田野の代名詞とも言える超スローボールだった。

 ワインドアップで大きく振りかぶり、いつも通りのフォームからボールはふわり……。ストライクとはならなかったが、山なりのボールにスタンドからはどよめきと拍手が。打者の松田宣はあまりの遅さに、捕手が取る前に審判の方を振り向き、ボー然とした表情を浮かべた。この1球、あまりの遅さにスピードガンでも球速表示はされず“計測不能”だった。

 この1球を「パーソル パ・リーグTV」のYouTubeチャンネルが再び動画で公開。ファンからも「球場の雰囲気が変わるのがいいな」「リリースする瞬間まで一緒なの凄いな」と、かつての名場面に、懐かしさとともに驚いている様子だった。

【動画】球場どよめき、松田宣はボー然… 遅すぎて球速“計測不能”の超スローボール映像

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY