ロビンソンに敬意を―― 試合ないけど、MLB公式が全選手の背番号を「42」に変更
映画「42」のプロデューサー・タル氏は420万ドルを寄付
大リーグは15日(日本時間16日)、初の黒人選手としてプレーした日を記念する「ジャッキー・ロビンソン・デー」を迎えた。新型コロナウイルスの影響で開幕は大幅に延期となっているが、大リーグ公式サイトはカブス・ダルビッシュ有、ヤンキース・田中将大投手、エンゼルス・大谷翔平投手ら選手の背番号表示をロビンソンの現役時代の背番号「42」に変更。その功績に敬意を示した。
また、ロビンソンを描いた伝記映画「42~世界を変えた男~」のプロデューサー、トーマス・タル氏は新型コロナウイルスと戦う病院へ420万ドル(約4億5000万円)に相当する個人用保護具(PPE)を寄付すると米ヤフースポーツが伝えた。タル氏は「ロビンソンの精神は、今の世の中である意味とても大切なのかもしれない。『他人の人生に影響をもたらしてこそ、人生には意味がある』という彼の有名な言葉のように」と語っている。
ロビンソンは47年にドジャースでデビューし、新人王を受賞した。62年に米国野球殿堂入りし、72年に53歳で死去した。デビューから50周年の97年に全球団で背番号42が永久欠番となり、4月15日に全選手が42番でプレーしている。
(Full-Count編集部)