【私が野球を好きになった日3】ドラマーMOBY氏の野球原風景は1981年の後楽園

MLBと出会ったきっかけはミズノの野球用品カタログ

 小学生になる頃には、MLBとの出会いも果たす。ゴルフ関連の仕事をしていた父が、野球好きの息子を思い、よくミズノの野球用品カタログをもらってきてくれたという。そのカタログの表紙を飾っていたのが、アメリカの安打製造機、ピート・ローズだった。

「どうやらアメリカにも大リーグっていう野球があるらしいと知って、小学校の図書館でベーブ・ルースの伝記を読んだりして、少しずつアメリカの野球に興味を持ち始めたんですよ。だから外国人選手もカッコいいと思っていて、当時だとロイ・ホワイト、レジー・スミス、ロッテのリー兄弟、日ハムのソレイタとか好きでしたね」

 巨人ファンで外国人選手好きのMOBY少年は左投げ左打ち。少年野球では一塁を守っていた。打席では「篠塚さんが流し打ちをする感じで、レジー・スミスみたいなフォーム。スクエアに構えてオーソドックスに打つのがすごく嫌で、ちょっとクローズドにしてました」と、こだわりを披露。軟式野球部だった高校時代には「王さんへの憧れ。目をつぶっても真似できるくらい練習した」と1本足打法にしたこともあったほどだ。

 野球と同じ頃にビートルズに出会い、音楽の楽しさに目覚めた少年は、大人になった今、野球をこよなく愛するミュージシャンとして活躍している。

「野球を嫌いになったことはないですね。たまにシーズンが始まると、ちょっとお腹いっぱいになる時はありますけど(笑)。野球は自分を形成する土台であって骨組み。子どもの時のまま、大人になっている感じです(笑)」

「音楽」と「野球」を両輪とした生活は、これからもずっと続いていく。

【SCOOBIE DO情報】
4月よりファンコミュニティアプリ「fanicon」内で、結成25年目にして初のファンクラブ「スクービー堂」を開設。ここでしか閲覧できないコンテンツ、ファンクラブ限定グッズなどを取り扱う予定。なお、3~5月に予定されていた公演の振替公演の詳細は公式サイトでご確認を。

【画像】巨人篠塚とレジー・スミスに憧れて…少年時代、左打ちだったオカモト“MOBY”タクヤ氏の秘蔵写真

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY