鷹・松本「残念な気持ちあった」 ローテ入り目前の開幕延期に心境明かす

オンライン会見を行ったソフトバンク・松本裕樹【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】
オンライン会見を行ったソフトバンク・松本裕樹【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

自宅ではメジャーの投手の動画を研究「いいピッチャーは僕らが教わってきた常識とは違う投げ方」

 ソフトバンクの松本裕樹投手が25日、PayPayドームで自主練習を行い、練習終了後にはオンライン会見で報道陣に対応した。この日は自主練習となって初めてブルペン入りし40球の投球練習。「今日は久々の傾斜なのでまずは感覚を取り戻すこと、しっかり体を使って投げることを意識しました」と振り返った。

 キャンプ、オープン戦からアピールを続け、開幕ローテ入りをほぼ手中にしかけていた松本。だが、開幕直前に新型コロナウイルスにより開幕は延期に。その時の心境を「調整がうまくいっていて、シーズンに入ればローテ入り、先発ではなくとも1軍に入れる状態だったので残念な気持ちはありました」と明かした。

 開幕が見えない中での調整が続くが、この時間を有効に活用しようと取り組む。「僕自身はフォームであったり、オープン戦から取り組んでいたことを突き詰めてレベルアップ、改良しているところです」。図らずも、できた時間。このタイミングでしかできないことを考えて取り組んでいる。

 自宅でもジャスティン・バーランダーやマックス・シャーザーらメジャーの投手の映像を見て研究を重ねる。「メジャーで長く活躍する先発投手を見てます。体の使い方ですね。長年怪我せずにやれている部分、勉強になればと思っています。いいピッチャーは僕らが教わってきた常識とは違う投げ方をしている。僕らから見たら上半身だけで投げているフォームだけどその中で下半身を使って投げている」と貪欲さを失わずに日々を過ごしているようだった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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