日本ハムがマスク5万枚などを北海道へ寄付 防護具不足の医療現場を支援

日本ハム・清水優心(左)と杉谷拳士【写真提供:北海道日本ハムファイターズ】
日本ハム・清水優心(左)と杉谷拳士【写真提供:北海道日本ハムファイターズ】

積み立ててきた「ファイターズ基金」と選手会費から物資を購入

 日本ハムは28日、新型コロナウイルス感染症の拡大により、防護具が不足している医療現場を支援するため、不織布マスク5万枚などを北海道へ寄付すると発表した。

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、医療現場で感染防護具の不足が深刻になっている状況を受けて、立ち上がった。医療従事者を支援しようと不織布マスク5万枚、フェイスシールド920個を寄付することを決めた。日本ハム選手会とも協議し、過去のチャリティオークション等で積み立てた「ファイターズ基金」と選手会費から物資を購入し、北海道を通じて5月以降道内の各医療機関へ分配する。

 中島卓也選手会長は球団を通じて、以下のコメントを出した。「北海道をはじめ日本全国が新型コロナウイルスの影響を受ける中、ファイターズの選手として何か貢献できることはないか、球団とも相談して今回の支援を決めました。先が見えないことへの不安がある中、経験のないストレスを感じながら働いていらっしゃる医療従事者の皆さんには感謝の気持ちしかありません。今こそ、北海道、日本が一つになる時です。感染を広げない努力を一人ひとりが続け、医療に関わる全ての方、そのご家族を温かくサポートしていく社会を一緒に築き上げていきましょう。宜しくお願いいたします」

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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