鷹・高橋純、次クールにもブルペン投球再開 右肩炎症で3月末に離脱も「痛みない」

自主練習で汗を流すソフトバンク・高橋純平【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】
自主練習で汗を流すソフトバンク・高橋純平【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

親族に医療従事者多く「感謝の思い、大変だというのは感じている」

 ソフトバンクの高橋純平投手が30日、本拠地PayPayドームで自主練習を行い、練習後にオンライン会見で報道陣の取材に応じた。3月下旬に右肩の炎症で離脱していたが、近くブルペンでの投球練習を再開できると明らかにした。

 この日はウォーミングアップのあと、ドーム内のスタンドで階段ダッシュを行い、キャッチボールやウエートトレーニングなどで汗を流した高橋純。炎症を訴えていた右肩の回復も順調ですでに遠投やブルペンでの傾斜を使ったネットスローは行っている。「慎重に徐々に上げていってます。次のクールくらいからブルペンで立ち投げをできそう。痛みはないです」と語った。

 本来の3月20日開幕であれば、開幕1軍を逃していた。新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となったことで、回復する時間ができた。「こんな状況で言うことではないですけど、自分としては時間が空いていい時間になった」と、前向きに捉えている。

 母が理学療法士、2人の姉のうち、2番目の姉が看護師と親族に医療従事者の多い高橋純。「姉は直接、コロナウイルスも患者を見ることはないようですけど、それでも病院が慌しかったり、雰囲気が違うという話は聞きます。母も理学療法士で普段診ているお年寄りの方がなかなか来られないと。医療に携わる人への感謝の思い、大変なんだなというのは感じています」と医療従事者への感謝の思いを口にしていた。

 今春から寮を出て一人暮らしを始めた。自宅では自炊に励み、絵を趣味とする母から送られてきた画材道具を使って絵を描くことも始めているという。「我慢の時間が続いていますけど、今、我慢しないと期間は伸びていくことだけだと思う。リフレッシュの方法を考えて、頑張っていきましょう」とファンに呼びかけていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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