「野球のあるおうち時間」のアイディアは? DeNAのオンライン会議にファン100人参加

モデレーターを務めた最所あさみさん(左)とゲスト出演した荒波翔氏(右)【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】
モデレーターを務めた最所あさみさん(左)とゲスト出演した荒波翔氏(右)【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】

OB荒波翔氏もゲスト参加 「推し選手をずっと見られるカメラとか…」

 今季の開幕日が決まらず、野球ロスとなっているファンを巻き込み、DeNAが画期的なオンライントークイベントを開催した。28日にYouTubeLiveを利用して行われたのは「Next Ballpark Meeting オンライントーク -野球を楽しむ #うちで過ごそう アイデア会議」だ。

 横浜スタジアムに隣接する複合施設「THE BAYS」内にある新産業創出プラットフォーム「CREATIVE SPORTS LAB」では、これまで「Next Ballpark Meeting」というイベントシリーズの中で、一般応募の参加者とともに、試合の有無にかかわらず横浜スタジアム内外を楽しむためのアイディアを広げるワークショップを行ってきた。

 そこで、新型コロナウイルスの影響により「ステイホーム」の波が広がる中、開催場所を「CREATIVE SPORTS LAB」からオンラインに移して、この状況を明るく乗り切っていくために、大好きな野球をどうやって生活に取り入れているかを考えるトークイベントを開催した。

 イベントのモデレーターを務めたのは「#BASEBALLTALK」オーガナイザーの最所あさみさん。店舗やブランドの発信支援の傍ら、野球観戦をライフワークとし、自身のnoteで「公開ファンレター」を綴ったり、野球に関するコミュニティなどをしている。そして、ゲストとして参加したのは、DeNAのOBで現在は横浜DeNAベイスターズベースボールスクールコーチを務める荒波翔氏だ。

 オンラインで繋がる100人の参加者たちは、最所さんと荒波氏のトークを見ながらコメント投稿でイベントに参加。「野球仲間とオンライン飲み会をしている人はいますか?」と呼びかけられると「してます!」「やりました!」と即答のコメント。オンライン会議システム「Zoom」の背景として、「自分がバッターボックスに立っているように見えるものがほしい」「ドラフト指名挨拶を受けているように見えるものがほしい」「ベンチの中に並ぶ選手の中に自分も加わっているように見えるものがほしい」など様々な意見が飛び出した。

 また、荒波氏が自身のインスタグラムに素振り動画を掲載した話題にも。「引退して素振りをすると、意外に全身運動だったことに気付きました」という荒波氏は、運動不足解消にも素振りをオススメ。すると、参加者からは「ベイスターズの投手と対戦気分を味わいたいので、投げている正面からの動画を配信してほしい」というアイディアも生まれた。

 その他にも、球場グルメの宅配やハッピースターダンスコンテストの開催などのアイディアが出たり、無観客開催となった時に家にいながら応援歌を届ける仕組みについて意見が交わされたり。荒波氏からは「推し選手をずっと見られるカメラとかあったら面白いですよね」という提案もあった。

 活発に意見が交わされたイベントは予定の1時間を超え、“延長戦”に入るほどの盛り上がりを見せた。この日、生まれたアイディアの中で実現できそうなものは、実際の企画として採用される予定。シーズン開幕を待つ間にも、いろいろな野球参加の形がありそうだ。

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