元MLB投手が語る台湾プロ野球と隔離生活「廊下に出ることも許されない」

2018年から統一ライオンズでプレーしているジョシュ・レネキー(写真はツインズ在籍時)【写真:Getty Images】
2018年から統一ライオンズでプレーしているジョシュ・レネキー(写真はツインズ在籍時)【写真:Getty Images】

「アメリカの現状を考えると、僕たち(CPBL)は本当に恵まれている」

 世界最速で開幕を迎えた台湾プロ野球(CPBL)。新型コロナウイルスが世界的に広がる中で、開幕までの道のりはどのようなものだったのか。米スポーツ専門局「ESPN」は、2018年から統一ライオンズでプレーする元MLB投手ジョシュ・レネキーの話として伝えている。

 娘の誕生を受けてフロリダの自宅へ一時的に戻っていたレネキー。3月末に再び台湾に入ったものの、統一ライオンズの春季キャンプ復帰前に、2週間の隔離生活を強いられた。

 レネキーは「部屋の中にはベッドが2つ。各部屋の外にスツールのセットが置いてあって、そこに1日3回食事が届けられるんだけど(届けられたときに)ドアを開けて受け取るんだ。廊下に出ることも許されていなくてね」と隔離生活の様子を語る。15日間の隔離生活中は壁にベッドを立てかけて、マットレスに向かってボールを投げ込むなどのトレーニングをしていたという。

 隔離が明けた後も厳戒態勢は続き、検温は球場とホテルで1日2回。無観客での試合については「とても静かだよ。なんでも聞こえるんだ。相手チームの喋り声もね。チームメートがミスしたときの放送禁止用語も聞こえてくるよ。ダグアウト内で話すコーチの声も」と振り返っている。

 台湾では20日以上も新規の感染者が報告されないなど、新型コロナウイルスはほぼ終息している。隔離生活を終えてプレーしているレネキーは「(隔離生活終了後に)初めて行った場所はスターバックスさ。正直、外を歩くだけでも変な感じだったよ。なぜなら、僕は15日間で5フィートも歩いてなかったからね」と語り「5歳から始めた野球をプレーすることで、僕はお金をもらっている。アメリカの現状を考えると、僕たち(CPBL)は本当に恵まれている。最近よくそのことを考えるんだ」と台湾プロ野球の現状を伝えている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND