ロッテはレアードを上位で使うべし? セイバー目線で12球団の打順を考察
FAで移籍加入した福田秀は3番、レアードは5番に…
なお、今回は怪我人等は考慮せずにベストメンバーでの打線を探る。セイバーメトリクスで打者を評価する指標のOPS(出塁率+長打率)を中心に打線を考察した。なお、セイバーメトリクスでの指標は絶対の要素ではなく、これが“正解”と言いたいわけではない。この点を理解していただき、あくまでも1つの参考として、ファンの方々が様々な意見を言い合って楽しんでくれる材料になれば幸いだ。
昨季はあと一歩のところでクライマックスシリーズ進出を逃したロッテ。オフには福田秀平外野手、美馬学投手をFAで獲得するなど、2020年シーズンに向けて積極的な補強を敢行した。一方でチームの中心だった鈴木大地内野手がFAで楽天へ流出。その影響が果たしてどう出るだろうか。
そのロッテで最も打撃指標がいいのが、昨季初めて規定打席に到達した荻野貴司で出塁率.371、OPS.842。そして荻野に続くのが、レオネス・マーティンの出塁率.342、OPS.837。そして、移籍した鈴木、井上晴哉、ブランドン・レアードと続いていく。鈴木を除く4人が打線の中心となる。
そしてもう1人。それがソフトバンクから移籍加入した福田。打席数こそ少ないが、昨季、OPS.772を記録し、層の厚いソフトバンクの中でも5位の打撃指標だった。上記の4人に福田を加えた5人で上位打線を構成すべきか。1番に荻野を据え、2番にはマーティン、4番に井上を置き、井上の前後を福田とレアードで固めてはどうだろうか。
想定されるオーダーでは上位での起用が見込まれる中村奨だが、昨季のOPSは.692にとどまり、これは角中勝也や清田育宏を下回る。中村奨は下位の7番あたりが指標的には相応しいか。その前の6番には角中を据え、藤岡、田村と並べる。果たして、このオーダー、ファンはどう考えるだろうか。