7月5日の無観客開幕目指す 82試合、完全DH制など開幕案をオーナー承認

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

移動距離を抑えるため対戦は同地区や同地区の交流戦、プレーオフは10→14球団に

 大リーグ機構と30球団のオーナーが新型コロナウイルスで延期となっている開幕を7月4日(日本時間5日)の独立記念日前後に無観客で行う開幕案を承認したとAP通信など米複数メディアが報じた。12日(同13日)に大リーグ選手会に提案して合意を目指す。

 3月中旬に中断となったスプリングトレーニングを6月初旬から中旬までに再開し、レギュラーシーズンは82試合を想定。プレーオフはワイルドカード枠を現行の4チームから8チームに増やし、14球団で開催する。ア・ナ両リーグとも指名打者制で実施。試合開催は州知事らに開催を容認された地域に限定されるという。

 また、各球団の移動距離を抑えるため、対戦は同地区や同地区の交流戦に限定する。開幕までの準備期間が短いため、メジャー出場できるロースター枠を26人から30人に拡張する。7月14日にドジャースタジアムで予定されていたオールスター戦は「中止となる可能性が高いだろう」とAP通信は伝えた。オーナーが承認した開幕プランも「選手たちはスプリングトレーニングやポストシーズンからではなく、レギュラーシーズンの試合によって給与が発生する。そのため選手会は協議の中でレギュラーシーズンの試合数を増やすように求めて、(提案に)反対するかもしれない」として再考される可能性を示唆した。

(Full-Count編集部=AP)

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