ハンカチ王子、がばい旋風、文理の夏… ファンが選ぶ2000年代最高の夏決勝は?

ファンが選ぶ2000年代・夏の甲子園決勝ベストゲームは?
ファンが選ぶ2000年代・夏の甲子園決勝ベストゲームは?

2000年代編は伝説の延長15回引き分け再試合が過半数の票を獲得した

 開幕延期で「野球ロス」になっているファンの方々に少しでも心の隙間を埋めていただきたく、Full-Count編集部では高校野球についてツイッターで限定アンケートを実施した。「世代別、思い出に残る夏の甲子園決勝戦は?」の第2回は2000年代編。編集部では悩みに悩んで、3つの決勝戦を厳選。それ以外の試合を挙げる方は「その他」に投票していただき、コメントに年と対戦カードを明記してもらった。最多得票は2006年、あの伝説の再試合となった。

 2006年決勝の早実(西東京)-駒大苫小牧(南北海道)が過半数(54.8%)を占めた。早実・斎藤佑樹(現日本ハム)と駒大苫小牧・田中将大(現ヤンキース)による投手戦は延長15回を迎えても決着がつかず、1-1のまま引き分けに。翌日の再試合も好ゲームとなり、最後は斎藤が打者・田中を空振り三振に仕留め4-3で早実が初優勝を飾った。優勝投手となった斎藤の愛称“ハンカチ王子”は社会現象に。その後の2人の活躍からも、色あせることのない伝説の決勝戦となった。

 2位には全体の1/4の票(25.3%)を集めた2009年の中京大中京(愛知)-日本文理(新潟)のカードが選ばれた。中京大中京のエース兼4番・堂林翔太(現広島)を前に10-4という絶望的な点差で最終回を迎えた日本文理だが、9回2死から打線がつながり猛反撃。1点差まで追い上げるも最後はサードライナーの劇的な幕切れとなり、勝った中京大中京・堂林は涙、敗れた日本文理のエース・伊藤直輝は笑顔という象徴的なワンシーンが生まれた。

2003年は東北勢が初優勝にあと一歩、2004年には北海道勢が初優勝を飾った

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