ドラフト縮小は大打撃!? サイン盗みで2巡目剥奪のRソックスは「処罰重くなる」
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サイン盗みに手を染めたRソックスは今年のドラフトで4人、アストロズは3人しか指名できない
サイン盗みを犯したレッドソックスはドラフト縮小でかなり厳しい? 米放送局「NBCスポーツ」は2018年のレギュラーシーズンで映像機器を使用してサイン盗みをしていたと断定されたレッドソックスについて「ドラフト縮小で処罰がより重くなる」と伝えた。
レッドソックスはサイン盗み問題への処分として映像担当者1人の職務停止処分とドラフト2巡目の指名権剥奪を科された。当初は処分が軽いとの指摘もあったが、大リーグ機構は今年のドラフト会議での指名選手を従来の最大40巡目から5巡目までに縮小。レッドソックスは4人までしか指名できなくなった。チームは主力のベッツ、プライスをドジャースへトレード放出し、再建モードに入った。同局は「ドラフト2巡目指名権剥奪は、より大きな影響を与えることになる。特に球団の現在の狙いはパッとしないファームシステムの再建にあるからだ」と伝えた。
これまでのドラフトでレッドソックスは通算216勝右腕カート・シリング(1986年)、ジョン・レスター(2002年、現カブス)、ダスティン・ペドロイア(2004年)とチームの看板を背負う逸材を2巡目指名してきた。ブルーム編成本部長は「この球団の歴史上、極めて素晴らしい2巡目指名の選手が何人かいた。その(2巡目)指名権を我々は持たないことになる。これは大きな意味を持つ」と肩を落としている。
また、17年にサイン盗みを犯したアストロズは今年から2年間のドラフト1、2巡目の指名権を剥奪されている。サイン盗みに手を染めた両軍にとっては厳しいドラフト戦略となりそうだ。
(Full-Count編集部)
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