16球団構想が実現したら… 参入候補地、リーグ分けを独自にシミュレーション
セ・リーグとパ・リーグではやはりどうしても移動に差が
16球団にプロ野球が拡張されれば、2つのリーグで、それぞれ2地区に分かれた形となることが想定される。では、例えば、上記の沖縄、新潟、松山、静岡の4都市が参入したとして、セ・リーグ、パ・リーグを8球団ずつ、東地区と西地区に分けるとどんな顔触れになりそうか。現在のリーグ構成をベースに立地や交通の便などを考えて、既存球団3+新規参入1で4地区への振り分けをシミュレーションしてみた。あくまでも仮想、である。
【セ・リーグ】
○東地区
巨人(東京)DeNA(神奈川)ヤクルト(東京)新潟
○西地区
中日(愛知)阪神(兵庫)広島(広島)松山
【パ・リーグ】
○東地区
楽天(宮城)日本ハム(北海道)ロッテ(千葉)静岡
○西地区
西武(埼玉)オリックス(大阪)ソフトバンク(福岡)沖縄
関東近郊に3球団が集中し基本的には全て新幹線で移動可能なセ・リーグと、北は北海道、南は福岡と広範に球団が散らばるパ・リーグでは、やはりやや偏りが出る印象だ。その中でも、特にパ・リーグの東地区はやや移動が厳しいか。いっそのこと、一度、リーグを解体して新たに組み直しても面白い。
底辺の拡大を目指す、このエクスパンション構想。上記はあくまでもシミュレーションであり、今後どうなるかはまだ分からない。各自治体の理解や、球団をスポンサードしてくれる企業の確保など、まだまだ課題はたくさんあることだろう。それでも、夢の膨らむ構想ではないだろうか。
(Full-Count編集部)