阪神岩田、1型糖尿病根治へ400万円の研究助成「まだまだ自分にできることはある」
「1型糖尿病の患者として、この病気が1日でも早く根治してほしい」
阪神は18日、岩田稔投手とNPO法人日本IDDMネットワークが設立した「岩田稔基金」の研究助成先が決定し、400万円の研究助成を行うこととなったと発表した。
「岩田稔基金」は2017年12月にNPO法人日本IDDMネットワークが行う1型糖尿病を2025年までに根治することを目指した研究への助成基金として設立された。助成が決定した研究は「エクソソームによる膵β細胞保護・増殖効果の研究(根治)」で、研究代表者は神戸大学医学部付属病院糖尿病・内分泌内科 淺原俊一郎助教。
岩田は2009年から1勝につき10万円を「1型糖尿病研究基金」に寄付する活動を継続し、その他にも毎年、1型糖尿病の患者・家族支援団体「日本IDDMネットワーク」を通じて、患者やその家族を甲子園へ招待。シーズンオフに交流会を行うなど様々な活動を実施している。
岩田は「1型糖尿病の患者として、この病気が1日でも早く根治してほしいという思いが強いので、今回こうして自分の冠のついた基金が形となり、研究助成を行うことができたことを大変嬉しく思います。まだまだ自分にできることはあると思いますし、これからの活動が大事だと思っているので、目の前の1試合1試合を大切に、1勝でも多く勝ち星を積み重ねて、チームのためにも、この病気の根治のためにも、頑張っていきたいと思います」とコメントした。
(Full-Count編集部)