鷹・工藤監督、3安打2打点の上林に目細める「開幕に出る確率は高くなる」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:福谷佑介】

上林は4回に先制打を放つと、8回には勝ち越しの適時打放つ

 ソフトバンクは2日、京セラドームで対外試合初戦となるオリックス戦を戦い、2-1で勝利した。「6番・右翼」で出場した上林が先制打、勝ち越し打と2本の適時打で全打点を叩き出す活躍。工藤公康監督は「いい結果が出ている以上は開幕に出る確率は高くなる」と、開幕スタメンへと近づいていることを示唆した。

 上林は4回1死一塁から、オリックス2番手・村西から左中間を破る一打を放った。松田宣は一塁から一気に生還。三塁を狙った上林はアウトになったものの、先制の適時二塁打となった。7回の第3打席でも安打を放つと、同点に追いつかれた8回にはこの日3本目の安打。2死一、二塁で神戸から中前への勝ち越し適時打を放って決勝点を生み出した。

 両チームでただ1人のマルチ安打となる3安打2打点。工藤監督は「上林くんが山本くんの速いボールにもついていっていたし、ヒット3本とよく打ってくれたと思います。ちょっと春先背中に当たったところが良くなるまでに時間かかったんですけど、それも良くなってからはいい状態続けて結果残している。みんなに結果で判断させてもらうと伝えていますので、いい結果が出ている以上は彼が開幕に出る確率は高くなると思っています」と話し、活躍に目を細めた。

 投げては先発の二保が4回2死まで無失点投球。1回、2回と先頭をストレートの四球で歩かせたものの、後続を打ち取って先発ローテ入りに前進した。好投した右腕について指揮官は「いい時ばかりじゃない、悪い時にどうするかなんでね。打たれるのはしょうがない。四球は得るものがないので、その辺は気をつけながらやってもらえれば」と話し、投球を評価していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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