MLB、開幕に向け選手会に新開催案を提示 シーズン76試合&給与最大75%を保証

MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏(左)とMLB選手会専務理事のトニー・クラーク氏【写真:Getty Images】
MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏(左)とMLB選手会専務理事のトニー・クラーク氏【写真:Getty Images】

MLB機構は選手会側に新案の回答を11日までに求める

 メジャーリーグ開幕に向けMLB機構が8日(日本時間9日)、選手会に向け新たな開催案を提示した。76試合制、給与は最大75%を保証するなどの新案を複数の米メディアが報じている。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け開幕が延期となっているメジャーリーグ。開催に向けMLB機構と選手会が給与、安全面などで対立しているが、新たな新案をMLB機構は提出した。

 米スポーツ専門テレビ局「ESPN」によるとMLB機構の提案はシーズン76試合で、ポストシーズンまで試合を行えば、最大75%の給与を保証するというもの。総額約14億3200万ドル(約1550億6000万)だが、そのうち9億8900万ドル(約1071億円)は確実に支払われ、残りの4億4300万ドル(約470億円)はプレーオフが開催された場合に支払われる。

 また、プレーオフが各リーグ最大8チームとなる可能性があるという。さらに、今オフはFA選手を獲得した球団は所属チームにドラフト上位指名権を譲る制度が撤廃されることになる。

 両者が合意に至らなかった場合は「MLBは希望する長さのスケジュールで実施することができる。関係者がESPNに語ったところによると、MLBは48試合のシーズンを検討している」と伝えている。記事では関係者の話としてMLB機構は選手会側に対し10日(日本時間11日)までに回答を求めているという。

(Full-Count編集部)

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