西武・高橋光また炎上… 3回まで無安打も一変、4回に連打浴び5失点と不安残す

先発した西武・高橋光成【写真:宮脇広久】
先発した西武・高橋光成【写真:宮脇広久】

2日の巨人戦でも7失点、先発2番手に暗雲

 プロ6年目を迎えた西武・高橋光成投手が9日、メットライフドームで行われた楽天との練習試合に先発したが、5回5安打5失点で降板。今月19日の公式戦開幕へ向けて不安を残す内容だった。

 高橋光は新型コロナウイルス感染拡大による活動自粛期間を経て、今月2日の対外試合再開初戦の巨人との練習試合に先発したが、5回9安打7失点と炎上。この日の立ち上がりはうってかわり、3回まで無安打1四球無失点の快投だったが、打順が2周り目に入った4回に一変してしまった。

 先頭の茂木、続く鈴木大に連打を浴び、その後1死一、三塁で、浅村の三ゴロを中村が一塁へ悪送球。この時1点を奪われ、さらにブラッシュに左前適時打、昨季まで3年間オリックスに在籍していたロメロにはスライダーを左翼席中段まで3ランを運ばれた。

 前橋育英高2年の夏にエースとして全国制覇を果たし、ドラフト1位で入団した高橋光は、昨季初の2桁勝利(10勝6敗)を挙げ、今季は開幕投手確定のニールに次ぐ先発2番手として期待されている。

 西武の先発ローテ争いは、松坂が調整不足で脱落し2軍落ち。候補者が打ち込まれる試合が続いており、高橋光の2試合連続の炎上は、首脳陣にとって頭が痛いところだ。一方、“山賊打線”は1回に外崎の適時打、栗山の2点適時打で先制。2回にも源田が中前適時打、4回には“恐怖の9番打者”木村がバックスクリーン左へソロを放った。今季も“打高投低”のチーム事情に変わりはない。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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