野茂英雄氏が証明した日本人投手の実力 ドジャース歴代新人王4位に選出

1995年にドジャースに加入した野茂英雄氏【写真:Getty Images】
1995年にドジャースに加入した野茂英雄氏【写真:Getty Images】

1995年に13勝6敗、防御率2.54、236奪三振の成績を残し新人王を獲得

 コーディ・ベリンジャー、コーリー・シーガーといった若きスター選手を擁する名門球団のロサンゼルス・ドジャース。米人気スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」は今回ドジャースの歴代新人王を格付けし、野茂英雄氏が4位にランクインした。

 日本人メジャーリーガーのパイオニア・野茂英雄氏。トルネード旋風を巻き起こした1995年のルーキーイヤーは28試合に登板し13勝6敗、防御率2.54、236奪三振、4完投3完封の成績をマークし衝撃を与えた。

 日本人投手がメジャーリーグの舞台で通用することを証明した野茂氏を「パイオニアとしての重要性がフィールド上でのパフォーマンスを目立たなくしてしまったドジャースの新人王は、ジャッキー・ロビンソンだけではなかった」と紹介。

 1964、65年までサンフランシスコ・ジャイアンツでプレーした村上雅則氏から30年の月日が経ってのメジャー挑戦した野茂氏。トルネード投法にフォークボールを武器に三振を量産した右腕を「腕をいっぱいに伸ばすユニークなワインドアップ」や「90マイル中盤の直球」、「えげつないフォークボール」と絶賛している。

「そのパフォーマンスは“ノモマニア”に火を付け、1988年の世界一以来となるポストシーズン進出にチームを導いただけに留まらなかった。NPB出身選手がMLBで立ち向かえることを証明した」

 野茂氏が成功したことにより、その後は日本から松坂大輔、上原浩治、田中将大、ダルビッシュ有ら多くの投手がメジャーリーグに挑戦し活躍することになった。野茂氏が残した功績は色褪せることはない。

 ちなみにドジャースの歴代新人王1位に輝いたのは野茂氏の女房役として日本でも多くのファンに愛されたマイク・ピアザ氏だった。

(Full-Count編集部)

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