「まぁ、ありがたいかな…」 西武辻監督が登録枠増の“特別ルール”に吐露した内情

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

不安な先発投手陣を、救援陣の数でアシスト

 日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会は、新型コロナウイルスの影響による今季の特別ルールとして、出場選手登録枠の拡大や延長10回打ち切りなどで合意。西武の辻発彦監督は10日、報道陣からこの件について問われると、「まぁ、ありがたいかな……」と吐露した。

 12球団は出場選手(1軍)登録を29人から31人、ベンチ入りを25人から26人に拡大する方向で、外国人選手の1軍登録枠についても4人から5人に増やす(ベンチ入りは4人のまま)案が検討されているといわれる。辻監督は率直に「これまでの練習試合では、投球回数が少ない投手がいて、(公式戦開幕後に)先発投手がどこまで投げられるか不安な部分がある。その分、中継ぎ陣に厚みを出せればいい」と語った。

 当初3月20日に予定されていた公式戦開幕は、最終的に今月19日に延期され、シーズン前のオープン戦・練習試合も3月下旬をもって休止。2か月以上のブランクを経て今月2日から再開されたが、例年に比べて開幕前の実戦登坂が少なく不安を抱えている投手が多い。

外国人登録枠増も待望

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