元燕ミレッジはメッツ大失敗のドラ1? GM悩ませた悪行の数々「愛想をつかれた」

メッツ時代のラスティングス・ミレッジ【写真:Getty Images】
メッツ時代のラスティングス・ミレッジ【写真:Getty Images】

人種差別のラップを作曲したり、試合中にファンとハイタッチしたりとやりたい放題

 元ヤクルト助っ人はドラフト1位の大失敗? 地元ラジオ局「WFAN」がメッツのドラフト指名ワースト5を特集。5位には2003年にドラフト1巡目(全体12位)で指名され、2012年から4年間ヤクルトでもプレーしたラスティングス・ミレッジが選出された。

 記事では「(同じくニューヨークを本拠地とする)ヤンキースは何年もの間ドラフト指名で失敗を重ねてきたが、それでも試合には勝っている。その一方で、メッツはそれが原因で負けることが度々ある」とメッツのドラフト戦略を揶揄。不名誉なランキングの1位に選出されたスティーブ・チルコットは、1966年のドラフトで全体1位で指名されながら一度もMLBに昇格出来ずに引退している。

 5位に挙げられたミレッジについて、記事では「ある程度の将来性は見せたが、ラップ曲を作るなどのフィールド外での“雑念”の数々により、メッツはミレッジに愛想をつかした」と素行面の悪さを指摘。その後も球団を転々としたのち「荷造りをして日本へと旅立った」と伝えている。

 当時のAP通信によると、ミレッジが作曲したラップには人種差別的な言葉や女性を蔑視する言葉が使われており、当時のオマー・ミナヤGMは「我々はその歌詞を認めない。我々は(ミレッジとの)話を見直していく。話はそこからだ。彼は我々の今の気持ちを理解している」と苦言を呈している。

 この他、2006年6月4日のジャイアンツ戦でメジャー初本塁打を放った後、ファンとハイタッチしながら守備に就いたり、その後も全力疾走しなかったりデーゲームに遅刻したりと何かと問題行動が多かったミレッジだが、ヤクルトでは移籍初年度の2012年に21本塁打、打率3割を残すなど活躍。いろんな意味で記憶に残る選手となった。

(Full-Count編集部)

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