楽天岸“復帰登板”も2回途中47球で降板 「投げ切りたかったですけど仕方ない」

伊藤投手チーフコーチに促され、降板した楽天・岸孝之(左)【写真:宮脇広久】
伊藤投手チーフコーチに促され、降板した楽天・岸孝之(左)【写真:宮脇広久】

腰の違和感で3か月ぶり実戦「状態確かめられた」とも

 3月中旬に腰の違和感を訴え調整が遅れていた楽天の岸孝之投手が11日、メットライフドームでの西武との練習試合で“復帰登板”したが、2回途中に降板。公式戦開幕に不安を残した。1回2/3で47球を要し、3安打2奪三振1四球1失点。実戦登板は3月3日に静岡で行われたDeNAとのオープン戦に先発し4回2失点にまとめて以来だった。

 オンライン会議システムで報道陣の取材に応じた岸は「良くもなく悪くもなく……でも、ブルペンでは感じられないもの、試合ならではの力の入り具合があるので、今の状態を確かめられて良かった」と語った。

 試合前から伊藤智仁投手チーフコーチから「球数が増えてきたら代える」と言われていたと言うが、「投げ切りたかったですけど、仕方のないところ」と悔しさをにじませた。

「試合でちゃんと投げられるスタミナをつけたい」と次を見据えたが、公式戦の先発マウンドを踏むのはいつになるか。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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