鷹・上林、11試合で7度目マルチで開幕スタメンほぼ手中 7打席6三振の狂い修正

ソフトバンク・上林誠知【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・上林誠知【写真:藤浦一都】

前日まで7打席で6三振と狂い「あんまり良い感覚ではなかったので」

 ソフトバンクの上林誠知外野手が開幕スタメンをほぼ手中に収めた。13日に本拠地PayPayドームで行われた広島との練習試合。相手先発が左腕の床田だったにも関わらず「7番・右翼」でスタメン出場すると、2本の適時打を放って結果を残した。

 2回、先制の適時二塁打を放った松田宣を二塁に置き、打席に立つと、床田のカーブを右中間へ。2点目を生み出す適時二塁打を放つと、4回1死一、三塁では右前へと落ちる適時打。練習試合11試合で6度目のマルチ安打。試合後は「昨日一昨日がダメだった。あんまり良い感覚ではなかったので、体の疲れもあったんですけど、今日は左投手だった分、肩の開きも抑えながら打てました」と振り返った。

 11日のオリックス戦では1打席目、2打席目で安打を放ちながら、その後は3打席連続で空振り三振。続く12日も4打席無安打、3つの空振り三振と狂いが生じ始めていた。「ずっと良いことは良いんですけど、その中でダメな時は上を向いちゃう」と、この日、バッティングを修正。平石コーチから「すぐ打つ準備を作っていけば大丈夫」とのアドバイスもあり、この日の2安打に繋げた。

 練習試合では主に1番で起用され、開幕オーダーでも1番に座る可能性が高い。その一方でこの日は7番での起用だった。「1、2番であれば塁に出てギータさんとバレンティンの前で出る。今日は後ろの方だったのでランナーを返すという形を考えていた。今後も打順に応じたバッティングができたら良いかなと思います」と語る上林。2020年のホークス打線で上林がキーマンとなるかもしれない。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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