ヤンキースに17年のサイン盗み問題が再浮上 調査結果命じられるも拒否「大きな傷がつく」
2017年にサイン盗みを行っていた疑惑が浮上
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は13日(日本時間14日)、ヤンキースが2007年にサイン盗みの疑いがあることを伝えている。ニューヨーク州地方裁判所の判事はMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏が、2017年の(サイン盗み関しての)調査結果について書いたヤンキースへの書簡を公開するように命じた。
ヤンキースは2017年にレッドソックスがアップルウォッチを使用してサイン盗みを行っていたと主張しMLBが調査を開始。だが、レッドソックスは当時、試合中継を担当する「YESネットワーク」の中継カメラの1台が、サイン盗みのために使われているとヤンキースのサイン盗みを逆主張していた。
裁判官は当時、MLBがヤンキースに宛てた書簡を公開するように命じているが球団は「評判に大きな傷がつく」との理由で争っているという。今回の件でヤンキースの弁護を担当しているジョナサン・シラー弁護士も「この手紙を公開する正当な理由はない」と拒否の姿勢を見せている。
また、匿名で取材に応じたヤンキースの関係者は「公開したくないのは、決定的証拠を隠したいからという理由ではない」と語っており、潔白を主張しているようだ。
(Full-Count編集部)