鷹・高橋礼、虎視眈々と狙う先発の座 第2先発で開幕も「いつでも準備しておく」

ソフトバンク・高橋礼【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・高橋礼【写真:藤浦一都】

「第2先発で長いイニングをしっかり投げて筋力的にも体力的にも戻った状態で先発でいく」

 ソフトバンクの高橋礼投手が14日、本拠地PayPayドームで行われた広島との練習試合に3番手として登板した。開幕前最後の実戦で7回からの2イニングを打者6人で完璧に抑えた。

 怪我からの復帰明けのために開幕ローテ入りを逃し、第2先発としての役割を託された高橋礼。新たな役割が明確に決まって初の登板に「先発やるにしても中継ぎをやるにしても長いイニングが求められる。中継ぎの場合は間隔も短くなって調整らしい調整もないと思うので、出たとこ勝負ができるかどうかだと思います」と語った。

 この日は8回に石原に投じたストレートが138キロを計測。これまでストレートの力強さを追い求めてきたサブマリン右腕は「まだ自分でもわからない。こうすればいけるという確証がない。球速が出ないと周りも自分も心配しますが、シーズンを通して抑えられればいいかなと思います」と、球速よりも結果にこだわっていく姿勢を見せた。

 シーズン中の先発復帰については「そこに向けてやってきているので、いつでも準備をしておく必要はあると思っています。そのために第2先発で長いイングをしっかり投げて筋力的にも体力的にも戻った状態で先発でいくということ。そこはぶれずにやっていきたいです」と虎視眈々と機会をうかがう。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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