「親も見に来られる機会があれば…」ホークス守護神・森を喜ばせる“特別演出”

ソフトバンク・森唯斗【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・森唯斗【写真:藤浦一都】

守護神の登板時にはビジョンに漁船と大漁旗の特別映像が流される

 ソフトバンクの森唯斗投手は19日の開幕へ向け、順調な仕上がりを見せた。14日の広島との練習試合では9回に登板し、わずか7球で3者凡退。3試合連続無失点に抑え、練習試合の最終戦を締めくくった。

 森の練習試合最後の登板は12日から中1日の登板だった。練習試合では5試合登板し、5、6日の阪神戦では連投も経験。「まずまずじゃないですか。こうやって開幕を迎えられるのはうれしいですし、始まればしっかりやることやって、自分の仕事をしようと思います」と語り、開幕への準備を整えた。

 3月のオープン戦時は球速が上がらなかったが、自粛期間、合同練習、そして練習試合を経て本来の力を取り戻しつつある。「まだ満足はしていないですけど、ちょっとずつ上がったのかなと思うし、まっすぐがダメでも他の球種でもカバーできると思う。(球種を)全部使ってしっかり抑えたい」と気持ちは前向きだ。

 PayPayドームの試合演出も開幕に向けて徐々に本番モードになっている。父が漁師の森の登場時にはビジョンに漁船と大漁旗を使った特別な映像が映し出される。「ああいうのはうれしいですし、感謝したいです。親も見に来られる機会があればうれしいんじゃないですかね」と球団の演出に喜びつつ「スイッチは入るけど、それが空回りしないように」と気を引き締めていた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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