鷹・工藤監督、いざ開幕へ! 昨年負け越したロッテに「やられたらやり返す、3連勝」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

昨年苦手としたロッテには「やられたらやり返すという強い気持ちで」

 開幕を翌日に控えた18日、ソフトバンクはPayPayドームで軽めの全体練習を実施。練習後、工藤公康監督がシーズン開幕に向けての思いを語った。

 ようやく迎えるシーズンの開幕日。工藤監督は「ファンの皆さんも本当に楽しみに待っていてくださったと思いますし、プロ野球というものがたくさんの方で成り立っていて、多くの人たちの努力でここまで来れたことに僕たちは感謝しないといけないと思っています。それをしっかり自覚して、明日から素晴らしいプレーをファンの皆さんに届けたいと思います」とコメント。

 練習前には選手やスタッフを集めて「やるしかないからね。頑張ろうな」と短く声をかけた。工藤監督は、この短い言葉に込めた思いを「明日から待ったなしで始まりますし、無観客ではありますが多くのファンの方が待ち望んでくれているということを僕たちはしっかりと受け止めてやらなくてはいけない。そういう思いを込めて『やるしかない』と伝えました」と説明した。

 無観客でのスタートとなるが、多くのホークスファンに向けては「コロナが1日も早く終息して、ファンのみなさんとこのスタジアムで喜びを分かち合うことが最終的な望みです。明日からの開幕をファンの皆様に捧げるとともに、みんなで思いを1つにして戦っていければと思います。秋には一緒に笑って終われるシーズンにしたいと思っていますし、少しでも元気な姿を届けられるようにやってきたいと思います」と呼びかけた。

 開幕カードは昨年負け越したロッテが相手。工藤監督は少しだけ苦笑しながら「去年あれだけやられているんでね。プロ野球選手である限りは、やられたらやり返すという強い気持ちを持って臨むのが何より大事。去年の逆になるように1球目から集中して3連勝できるように戦っていきたい」と意気込んだ。

 シーズンは120試合となったが、これまでにない同一カード6連戦が続いていくが「敵と戦うだけではなく、選手のコンディションも見なくてはいけない。例年以上に神経を使いながらやらないといけない」と工藤監督。変則シーズンでリーグ2位以内でクライマックスシリーズに進むが「優勝しか見ていないです。2年連続で勝っていないので、そこはリーグ優勝しないといけないチームだと思っています」と指揮官は力を込めて語った。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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