西武松坂は「現在も着実に進んでいる」 19日のNPB開幕に米メディア注目【パ編】

西武・松坂大輔【写真:荒川祐史】
西武・松坂大輔【写真:荒川祐史】

米トレード・ルーマーズがパ・リーグの元メジャーリーガーを紹介した

 新型コロナウイルスの影響で延期となっていたプロ野球は19日に開幕した。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、これまでに「見覚えのある選手が大勢いる」と、かつてメジャーリーグで活躍した選手たちにスポットを当て、注目選手を紹介した。パ・リーグでは西武の松坂大輔投手、ソフトバンクの和田毅投手やマット・ムーア投手、楽天の牧田和久投手ら幅広くピックアップされている。

 松坂は中日時代の2018年にカムバック賞を受賞したこと、2019年春季キャンプでファンに引っ張られて故障したことなどについても触れられた。同メディアは「Dice-Kは現在も着実に進んでいる」と期待。開幕2軍スタートとなったものの、ベテラン右腕の完全復活を期待したいところだ。チームメートで開幕投手のザック・ニール投手については「昨年100投球回を記録し、燦然と輝くような(素晴らしい)防御率2.87を記録した」と紹介された。

 ソフトバンクの和田はオリオールズへ移籍した1年目の2012年に左肘のトミー・ジョン手術を受けて、2014年からカブスでプレー。2シーズンで21試合登板、5勝止まりで2016年からソフトバンクに復帰した。同年にはリーグトップ15勝を挙げた。同メディアは「2016年にソフトバンクに戻った際は素晴らしい活躍をしたものの、それ以降は怪我に苦しんだ」と紹介。メジャー通算54勝のムーアについては「日本の球団と契約して多くの人を驚かせた」とした。デニス・サファテ投手については「MLBで最後に登板してから10年以上が経過するも、この右腕はMLBに戻りたいという気持ちは微塵も感じていない」と紹介された。

 楽天の牧田和久投手については「パドレスとの2年契約は望み通りの成功は生まなかった。そしてマキタは2020年シーズンに日本に復帰する。彼は以前ライオンズで主力として活躍し、7年間で防御率2.83を記録した。そして彼は35歳となった今、NPBのキャリアで再び数年間良い投球ができるかもしれない」と期待した。

 日本ハムの王柏融外野手については「台湾のCPBLで最高レベルの打者だった」と言及。移籍1年目の昨季は88試合出場、打率.255、3本塁打、35打点にとどまった。トレード・ルーマーズは「しかしもし彼がCPBL時代の実力を引き出せれば(打率.386、出塁率.455、長打率.646)、彼はMLB球団から注視される存在になるかもしれない」と将来のメジャー挑戦の可能性を指摘している。ロッテのレオネス・マーティン外野手は「最も見覚えがある選手のうちの1人」と紹介され、今季は初めてフルシーズンでプレーすると伝えている。

(Full-Count編集部)

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