60試合制で大谷翔平の起用法に変化は? エ軍マドン監督が語った構想

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

積極的な起用については「コンセプトはいいが、今はそうならないと思う」

 新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となっていた米メジャーリーグは、7月23日ないし7月24日(日本時間24日ないし25日)に開幕することが正式に決まった。開幕日が決まったことでエンゼルスのジョー・マドン監督が24日(同25日)に会見。60試合制で行われるシーズンでの大谷翔平投手の起用法などについて語った。

 右肘のトミー・ジョン手術からのリハビリを終えて二刀流復活を目指す今季の大谷。すでにリハビリ段階を終え、ブルペンでの投球練習やライブBPなどにも登板している。マドン監督はキャニング、ペーニャも含めた3人について「3人とも投げている。大きな戦力だ。だが、それは他チームも同じ。当初はシーズンの多くをプレーできないとされていた選手たちが今ならプレーできる」と語った。

 今季は66日間で60試合を戦うという変則的な日程になる。試合数の減少による起用法の変化については「より積極的なスタンスは考えていない。すでに考えていたことから変わらない。トレーニングの中で考えていくことになる」と語り、試合数の減少による変化はなさそう。先発ローテを6人で回すことも改めて明言した。

 また、大谷の起用法についても指揮官はコメント。試合数が減ること、シーズンが短くなることで大谷を積極的に起用することへの可能性を問われ「フロントオフィス、ビリー(エプラーGM)やショウヘイの考えもある。まだそのことについて話し合っていない。コンセプトはいいが、多くの議論を重ねなければならない。今はそうならないと思う。だが、いつかそうなるのを見たいとも思う」と答えていた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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