上原浩治氏は「魔法のチームにピッタリ」 Rソックス守護神4位に米局選出

2013年にレッドソックスの世界一に貢献した上原浩治氏【写真:Getty Images】
2013年にレッドソックスの世界一に貢献した上原浩治氏【写真:Getty Images】

米NBCスポーツ・ボストンは上原をRソックス守護神ランキングで4位に選んだ

 日米通算100勝100セーブ100ホールドを達成した上原浩治氏が、米スポーツ局「NBCスポーツ・ボストン」が選んだレッドソックス史上最高クローザーで4位に選ばれた。

 上原氏は2013年からレッドソックスでプレーした。2013年6月から守護神を任され、同年の世界一に貢献。2016年までの4年間で230試合登板、14勝13敗79セーブ、防御率2.19を記録した。記事では上原の活躍をこう振り返っている。

「ウエハラはどこからともなく突然現れた。2013年のシーズンが始まった時、なかなかの才能の持ち主であるとは思われてはいたものの、シンプルな中継ぎ投手と考えられていた。その前年の12月に契約した時には、それほど話題にもならなかった。ウエハラにクローザー役が回ってきたのは、本来のクローザー候補であった2人の選手、元オールスター投手のジョエル・ハンラハンとアンドリュー・ベイリーがうまくいかなかったためだ。しかし、その後、ウエハラがやったことは、“魔法のチーム”にぴったりと合うものだった」

「情熱的な右腕の球速が90マイル(約145キロ)を超えることはほとんどなかったが、多くの人にスピン量のコンセプトを紹介した。スピン量の多さのため、打者は彼のスプリットに手が出なかった。ピンポイントでコントロールできる才能にも恵まれていて、2013年に奪三振101、与四球9、防御率1.09という成績を残した。そして、ワールドシリーズで最後のアウトを取るまで打たれない状態を貫き、フェンウェイ・パークでワールドシリーズ制覇を祝うこととなった」

 日米通算20年間で748試合登板し、134勝93敗128セーブ104ホールドを記録した上原氏。ボストンの熱狂的なファンを熱くした投球の輝きは決して色褪せない。なお、1位はジョナサン・パペルボン、2位はディック・ラディッツ、3位はボブ・スタンリーとなっている。

(Full-Count編集部)

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