イチロー氏なら今シーズン4割を打てる? “60試合制”で2004年の活躍に再脚光

現在はマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏【写真:Getty Images】
現在はマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏【写真:Getty Images】

262安打を樹立した2004年、シーズン最後の60試合では打率.421を記録した

 新型コロナウイルスの感染拡大により開幕が延期となっていたメジャーリーグは、7月23日(日本時間24日)または24日(同25日)の開幕が決定した。今季は60試合制で行われ、これにより、2004年にシーズン最後の60試合で、打率.421と驚異の成績を残したイチロー氏に再び注目が集まっている。

 従来の162試合から100試合以上が減少することになる2020年のMLB。米経済紙フォーブスは「MLBの歴史上で最も素晴らしい60試合での活躍はなにか?」と60試合という期間に焦点を当てて、際立った成績を残した選手たちを紹介している。

 記事では、2000年に打率.372でア・リーグ首位打者に輝いたレッドソックスのノマー・ガルシアパーラが打率.400を記録した時期があったことなどを紹介。その中でも「しかし、今世紀で最も特筆すべきピュアな打撃を披露した選手はイチローだった」とイチロー氏の活躍を称賛している。

 シーズン最多安打記録となる262安打を樹立した2004年は、実は低調なスタートだった。4月は打率.255だったが、4月以降で打率.392をマーク。シーズン最後の60試合では打率.421(259打数109安打)と驚異の追い上げで金字塔を打ち立て「全くもって信じ難い数字を残してシーズンを終えた」と言及している。

 MLB最後の規定打席での4割打者は、1941年に打率.406を記録したレッドソックスのテッド・ウィリアムズまで遡る。これまでに前例のない形で幕を開ける2020年のMLB。4割打者が誕生するのかどうかも注目ポイントになるのではないだろうか。

(Full-Count編集部)

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